富山・新潟・山形が上位!カット代の都市別支出ランキング解説

理美容

2025年4月の全国平均カット代支出は608円。富山市や新潟市、山形市など地方中核都市で支出が高く、山形市では前年比+113%、福井市では+221%と大幅な伸びも見られる。頻度でも新潟市が月0.45回と高く、地方における美容文化の根強さと生活様式が反映されている。

カット代の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国608100+4.647
1富山市1698279.3+21.98
2新潟市1645270.6+54.17
3山形市1482243.8+113.2
4山口市1171192.6+30.84
5松江市1047172.2-28.97
6高知市1023168.3-8.497
7さいたま市996163.8+49.33
8札幌市960157.9+43.5
9大津市890146.4+86.19
10福井市851140+221.1
11大分市849139.6
12高松市823135.4-16.19
13熊本市822135.2+0.366
14甲府市790129.9+135.1
15鳥取市786129.3+5.221
16大阪市780128.3+15.21
17静岡市759124.8+53.02
18福島市751123.5+4.161
19京都市729119.9+82.25
20福岡市700115.1-7.407
21横浜市648106.6+10.2
22千葉市646106.3+56.04
23長野市631103.8-33.09
24東京都区部623102.5+26.11
25川崎市609100.2-23.59
26松山市60198.85+68.82
27仙台市60098.68+131.7
28堺市58195.56+54.11
29奈良市57794.9-16.5
30相模原市57394.24+35.14
31名古屋市53688.16+25.23
32佐賀市51484.54-50.15
33宮崎市50583.06+23.47
34青森市49180.76-48.64
35宇都宮市47477.96+40.24
36津市46977.14-22.61
37岐阜市46676.64+2.87
38金沢市46175.82+50.16
39水戸市45975.49-47.48
40徳島市43972.2-24.44
41北九州市42670.07-16.96
42秋田市41668.42-14.4
43神戸市40266.12-53.63
44和歌山市37661.84-39.45
45広島市35858.88-35.84
46浜松市35257.89+32.33
47長崎市33955.76-31.24
48岡山市31651.97-56.29
49盛岡市29849.01-24.37
50前橋市26543.59-37.2
51那覇市25742.27-24.41
52鹿児島市23338.32-41.01

月間支出の推移

カット代の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.18100+5.882
1新潟市0.45250+50
2山形市0.38211.1+58.33
3富山市0.36200+2.857
4山口市0.31172.2+40.91
5大分市0.3166.7+42.86
6高知市0.26144.4-16.13
7高松市0.26144.4-7.143
8松江市0.26144.4-33.33
9大津市0.26144.4+62.5
10福島市0.23127.8+9.524
11静岡市0.22122.2+100
12福岡市0.22122.2-18.52
13相模原市0.22122.2+37.5
14熊本市0.22122.2-12
15札幌市0.22122.2+10
16大阪市0.22122.2+15.79
17鳥取市0.21116.7-12.5
18横浜市0.21116.7+5
19福井市0.2111.1+100
20川崎市0.19105.6-13.64
21千葉市0.19105.6+11.76
22青森市0.18100-37.93
23松山市0.18100+125
24奈良市0.18100+12.5
25佐賀市0.18100-33.33
26さいたま市0.18100+20
27長野市0.1794.44-26.09
28甲府市0.1794.44+54.55
29水戸市0.1794.44-22.73
30東京都区部0.1794.44+41.67
31徳島市0.1794.44-5.556
32宮崎市0.1688.89+6.667
33名古屋市0.1688.89
34津市0.1583.33-25
35堺市0.1583.33+25
36北九州市0.1583.33-11.76
37仙台市0.1583.33+66.67
38岐阜市0.1477.78+16.67
39和歌山市0.1477.78-26.32
40京都市0.1477.78+7.692
41長崎市0.1372.22
42宇都宮市0.1372.22+8.333
43金沢市0.1266.67+50
44秋田市0.1161.11-15.38
45神戸市0.1161.11-45
46広島市0.155.56-41.18
47鹿児島市0.0950-25
48那覇市0.0950-10
49盛岡市0.0950-43.75
50浜松市0.0844.44
51岡山市0.0844.44-61.9
52前橋市0.0738.89-46.15

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

カット代の月間支出の現状と今後

2025年4月時点で、日本の世帯のカット代(散髪・美容室でのカット料金)の月間支出の全国平均は608円です。これは理美容サービス全体の中では中程度の出費に位置づけられ、頻度も比較的高く、生活の中で1定のウェイトを占めています。全国的には前年同月比で+4.65%と穏やかな上昇を見せており、物価上昇や美容意識の変化が影響していると考えられます。


支出額の高い都市とその特徴

支出金額の高い上位都市には以下のような顔ぶれが並んでいます:

  1. 富山市(1,698円)

  2. 新潟市(1,645円)

  3. 山形市(1,482円)

  4. 山口市(1,171円)

  5. 松江市(1,047円)

これらの都市はいずれも地方の中規模都市であり、チェーン系低価格店よりも個人経営の美容室が多い傾向が見られます。特に富山市や新潟市は美容室の質に対する意識が高く、「丁寧な接客やスタイル維持に価値を置く」層が多いことが背景にあると推測されます。


前年比から見る変動と傾向

注目すべきは、前年同月比の増加率の大きさです。たとえば:

  • 福井市は+221.1%

  • 山形市は+113.2%

  • 大津市は+86.2%

  • 新潟市は+54.17%

これらの地域では、カット料金の値上げや、美容室のサービス価格改定、あるいはより高単価の店舗への移行などが起きていると見られます。1方、松江市(-28.97%)や高知市(-8.49%)では支出が減少しており、価格の低下や節約志向の浸透がうかがえます。


購入頻度と生活様式の関係性

カット代の月間平均購入回数は全国で0.18回、つまり約半年に1度の頻度が平均的です。しかし、新潟市(0.45回)や山形市(0.38回)、富山市(0.36回)などでは頻度が高く、整髪に対するこまめな意識が反映されています。頻度の高さは、社会的な外見意識、就業形態(対面業務中心など)、さらには高齢化に伴う生活リズムの変化にも関係している可能性があります。


地域性と美容文化の影響

全体として、地方都市における理美容文化の強さがこのランキングから見て取れます。特に雪国・寒冷地の都市では室内生活が中心になるため、外見への意識が高まりやすく、カットへの投資が高まる傾向があります。また、都心部と異なり「価格競争よりもサービスや技術への対価」が支出に反映されているとも言えるでしょう。

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