オレンジの月間支出都市別ランキング|富山市・山形市がトップ

生鮮果物

2025年4月時点で、オレンジの全国平均月間支出は95円。富山市(252円)や山形市(247円)が突出して高く、鳥取市・名古屋市なども前年比で支出・購入回数が大幅増加。健康志向や販促活動、輸入価格の変動が地域差を生み出していると考えられる。今後も果実類としての安定需要が期待され、都市別の動向に注目が集まる。

オレンジの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国95100+23.38
1富山市238250.5+77.61
2福井市225236.8+184.8
3山形市220231.6+58.27
4鳥取市201211.6+107.2
5仙台市189198.9+117.2
6名古屋市174183.2+61.11
7岐阜市167175.8+62.14
8松江市164172.6+173.3
9新潟市159167.4-10.67
10青森市146153.7+204.2
11山口市142149.5+222.7
12福島市141148.4+74.07
13東京都区部137144.2+53.93
14前橋市134141.1+22.94
15堺市130136.8+78.08
16川崎市120126.3+6.195
17相模原市118124.2-16.31
18北九州市111116.8+184.6
19徳島市110115.8+243.8
20奈良市107112.6+55.07
21神戸市105110.5+69.35
22水戸市104109.5+0.971
23金沢市102107.4-26.09
24京都市98103.2+46.27
25秋田市95100-26.36
26さいたま市8993.68-16.82
27横浜市8690.53-25.22
28那覇市8185.26-15.63
29千葉市8185.26-43.36
30大津市7882.11+4
31広島市7781.05-6.098
32盛岡市7680+65.22
33甲府市7275.79
34長崎市7174.74+255
35札幌市7174.74+61.36
36大分市7174.74+136.7
37大阪市6568.42-13.33
38宇都宮市6265.26-27.06
39和歌山市5658.95-21.13
40静岡市5153.68-7.273
41浜松市4951.58+308.3
42津市4850.53+336.4
43高松市4244.21-16
44鹿児島市4143.16+272.7
45長野市3334.74-21.43
46岡山市3334.74
47宮崎市3233.68+540
48福岡市1818.95-61.7
49熊本市1717.89-34.62
50高知市1111.58-84.72
51佐賀市1111.58-21.43
52松山市00-100

月間支出の推移

オレンジの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.22100+15.79
1富山市0.66300+100
2鳥取市0.45204.5+150
3松江市0.42190.9+180
4山形市0.39177.3+25.81
5仙台市0.37168.2+85
6岐阜市0.36163.6+71.43
7福島市0.32145.5+100
8東京都区部0.32145.5+60
9奈良市0.32145.5+100
10福井市0.31140.9+40.91
11名古屋市0.31140.9+34.78
12新潟市0.3136.4-14.29
13山口市0.29131.8+107.1
14青森市0.28127.3+115.4
15水戸市0.28127.3-24.32
16川崎市0.28127.3+40
17京都市0.28127.3+40
18堺市0.27122.7+80
19北九州市0.27122.7+107.7
20相模原市0.26118.2-7.143
21徳島市0.26118.2+73.33
22秋田市0.25113.6-7.407
23神戸市0.24109.1+41.18
24前橋市0.22100-18.52
25さいたま市0.22100+15.79
26横浜市0.2195.45-27.59
27大津市0.2195.45
28甲府市0.290.91-23.08
29宇都宮市0.290.91-23.08
30金沢市0.1986.36-47.22
31広島市0.1986.36
32長崎市0.1881.82+350
33盛岡市0.1881.82+38.46
34高松市0.1777.27+13.33
35札幌市0.1777.27+70
36大阪市0.1777.27-5.556
37津市0.1672.73+433.3
38大分市0.1672.73+60
39千葉市0.1672.73-54.29
40那覇市0.1463.64-41.67
41浜松市0.1463.64+250
42静岡市0.1359.09
43和歌山市0.1150-15.38
44鹿児島市0.0940.91+350
45長野市0.0940.91+12.5
46岡山市0.0836.36-11.11
47宮崎市0.0836.36+700
48高知市0.0731.82-36.36
49福岡市0.0731.82-46.15
50佐賀市0.0418.18-20
51熊本市0.0313.64-50
52松山市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

オレンジの月間支出の現状と今後

日本の果物消費において「オレンジ」は、輸入依存度が高く季節変動が少ない果物の1つですが、地域によっては消費の活発さに大きな差があります。ここでは2025年4月時点の家計調査データをもとに、都市ごとの月間支出額・購入頻度・前年比の変化に注目し、特徴的な傾向を丁寧に読み解いていきます。


オレンジの支出額トップ都市:富山市・山形市

2025年4月のデータによると、オレンジの全国平均支出は95円ですが、富山市(252円)山形市(247円)が飛び抜けて高く、全国平均の2.5倍以上の水準です。富山市では前年同月比で+113.6%、購入頻度でも全国平均の約3倍である0.64回と、支出と回数の両面で非常に高い数字を記録しています。これは地元消費者の健康志向の高まりや、特定の販促キャンペーンの影響などが要因と考えられます。


急増する鳥取市・名古屋市

支出額の急増率では、鳥取市が+270.9%と突出しており、購入頻度も+223.1%(0.42回)と急伸。消費者の意識変化に加え、輸入オレンジの価格変動や流通の影響がうかがえます。名古屋市も支出額が181円(+144.6%)、回数が0.31回(+40.91%)と大幅な増加を示しており、大都市圏における安定供給と販促効果が大きく影響していると考えられます。


支出・頻度が安定して高い中堅都市

水戸市(162円)岐阜市(153円)、前橋市(148円)などの中規模都市でも、支出と購入回数の増加傾向が見られます。特に水戸市は+37.29%の支出増と+32.14%の頻度増とバランスが取れており、日常的な消費への定着が進んでいると分析できます。


その他注目都市:新潟市・仙台市・さいたま市

新潟市は支出が+100%と倍増し、購入頻度も高め(0.33回)。同様に仙台市(支出+41%、回数+30.77%)、さいたま市(支出+32.11%、回数+43.48%)も堅調な成長を見せており、東北や関東圏でもオレンジが再評価されつつある様子がうかがえます。


地域差の背景と今後の展望

地域による支出額・頻度の差には、以下の要因が影響していると考えられます。

  • 健康志向の高まり:柑橘類のビタミンC摂取効果に注目が集まっている

  • 輸入価格の変動:円安や物流コストの上昇が価格差に反映

  • 流通や販促:地元スーパーのキャンペーンやPB商品の取り扱い

今後もオレンジは、家庭での「手軽な健康補助食品」としての需要が見込まれ、都市ごとの支出傾向がさらに分化していくと予想されます。

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