イワシ支出都市別ランキング:松江・富山・九州で高水準を記録

肉・魚

2025年4月のイワシの世帯支出は全国平均40円で、最も高いのは松江市(157円)。富山市・鳥取市・金沢市も高支出で、特に金沢・宮崎・堺では前年同月比100%以上の急増が見られる。日本海側と九州で消費が活発で、今後も地域の食文化や流通がカギを握る。

イワシの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国38100+46.15
1長崎市122321.1+130.2
2鳥取市100263.2+92.31
3鹿児島市98257.9+133.3
4山口市88231.6+60
5堺市86226.3+168.8
6松江市77202.6-18.09
7青森市70184.2+11.11
8金沢市70184.2+536.4
9神戸市67176.3+34
10名古屋市66173.7+407.7
11宮崎市65171.1-9.722
12富山市63165.8+215
13和歌山市61160.5+52.5
14熊本市60157.9+13.21
15京都市58152.6+75.76
16長野市51134.2+183.3
17福岡市50131.6+85.19
18静岡市49128.9+390
19大分市49128.9-3.922
20東京都区部48126.3+84.62
21大阪市47123.7+135
22北九州市47123.7
23浜松市46121.1+187.5
24相模原市45118.4+400
25大津市40105.3+110.5
26佐賀市39102.6+5.405
27新潟市3797.37+117.6
28盛岡市3694.74+33.33
29高松市3489.47+161.5
30福島市3386.84-28.26
31甲府市3284.21+540
32奈良市3284.21
33松山市3181.58+158.3
34広島市3078.95-14.29
35川崎市3078.95+25
36さいたま市3078.95+114.3
37津市2771.05+42.11
38徳島市2668.42+52.94
39秋田市2463.16-54.72
40水戸市2463.16+50
41仙台市2463.16-25
42福井市2360.53-45.24
43山形市2360.53+283.3
44千葉市2360.53-43.9
45横浜市2257.89-37.14
46宇都宮市2155.26+320
47札幌市1847.37+157.1
48岡山市1231.58-79.31
49那覇市1128.95
50岐阜市1128.95-70.27
51高知市923.68-62.5
52前橋市37.895-92.68

月間支出の推移

イワシの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.12100+50
1長崎市0.39325+105.3
2鹿児島市0.3250+114.3
3堺市0.3250+130.8
4鳥取市0.27225+42.11
5松江市0.23191.7-14.81
6富山市0.23191.7+155.6
7青森市0.22183.3
8金沢市0.21175+425
9神戸市0.2166.7+25
10山口市0.19158.3+5.556
11大阪市0.18150+260
12和歌山市0.18150+28.57
13京都市0.18150+63.64
14長野市0.17141.7+325
15熊本市0.17141.7+6.25
16静岡市0.16133.3+433.3
17宮崎市0.16133.3-20
18北九州市0.16133.3+45.45
19大分市0.15125
20名古屋市0.15125+275
21福岡市0.14116.7+55.56
22奈良市0.14116.7
23松山市0.13108.3+225
24津市0.12100+71.43
25新潟市0.12100+140
26高松市0.1191.67+120
27相模原市0.1191.67+266.7
28浜松市0.1191.67+120
29東京都区部0.1191.67+57.14
30佐賀市0.1191.67+22.22
31広島市0.183.33+11.11
32大津市0.183.33+42.86
33さいたま市0.183.33+100
34福島市0.0975-10
35徳島市0.0975+28.57
36福井市0.0866.67-33.33
37盛岡市0.0866.67-38.46
38甲府市0.0866.67+300
39山形市0.0866.67+300
40千葉市0.0866.67-27.27
41仙台市0.0866.67-27.27
42秋田市0.0758.33-65
43水戸市0.0758.33+16.67
44川崎市0.0758.33+16.67
45宇都宮市0.0758.33+600
46横浜市0.0650-45.45
47札幌市0.0541.67+150
48岐阜市0.0541.67-68.75
49那覇市0.0433.33
50岡山市0.0433.33-75
51高知市0.0325-70
52前橋市0.018.333-92.86

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

イワシの月間支出の現状と今後

2025年4月現在、日本の1世帯あたりの月間イワシ支出は40円で、前年同月比で+17.65%と上昇傾向にあります。月間平均購入回数は0.13回と決して多くはありませんが、1部の地域では高い消費意欲がうかがえます。特に日本海側や9州地域で支出・頻度ともに高い値が見られ、地域文化や流通の違いが色濃く反映されています。


支出上位都市とその背景

イワシの支出が最も高い都市は松江市(157円)で、全国平均の約4倍に達しています。購入回数0.45回も全国平均の3倍以上と、地元でのイワシの根強い人気を示しています。次いで、富山市(125円、0.4回)鳥取市・金沢市(ともに109円)も支出・回数ともに高く、いずれも日本海側に位置し、地元漁港で新鮮なイワシが手に入りやすいことが消費の活性化につながっていると考えられます。


9州・西日本の消費動向

大分市(87円)、宮崎市(82円)、福岡市(77円)、鹿児島市(73円)など、9州地方でもイワシの支出額は全国平均を大きく上回っています。特に宮崎市は+127.8%、福岡市は+92.5%と前年同月比の伸びが著しく、価格の安定や家庭料理での利用増が背景にあると見られます。


急成長を見せた都市の特徴

2025年4月において、前年同月比で支出・回数ともに急伸したのが堺市(支出+268.4%、回数+160%)です。関西圏では比較的イワシ消費は少ない傾向にありますが、地元スーパーでの特売や健康志向による青魚需要の高まりが、消費行動に反映された可能性があります。同様に、金沢市(支出+122.4%、回数+86.67%)富山市(+111.9%、+73.91%)も北陸圏での需要急増が注目されます。


今後の展望と地域消費の重要性

イワシは比較的安価で、EPAやDHAなど栄養価が高く、健康食材としての価値が再評価されている食材です。消費の拡大には地元流通網の整備や、レシピの普及、調理の簡便化が鍵となります。今後は都市によって需要のばらつきがさらに顕在化する可能性があり、地域別のマーケティングや漁業支援がより重要になるでしょう。

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