イチゴ支出ランキング|奈良・松江・水戸が上位、都市別消費傾向分析

生鮮果物

2025年4月のイチゴ支出は全国平均728円で、奈良市が1295円と最も高く、松江・水戸・さいたまなどでも高支出が目立つ。鹿児島や大津では前年比100%超の伸びがあり、購入頻度も全国平均1.35回を大きく上回る都市が多数。家庭内需要の拡大や地元産品支持が影響していると考えられる。

イチゴの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国400100+16.28
1新潟市1203300.8+63.67
2奈良市781195.3+170.2
3横浜市724181+85.64
4水戸市621155.3+55.64
5山形市601150.3+8.094
6相模原市596149+21.63
7松江市568142+46.02
8仙台市530132.5+14.97
9長野市522130.5+27.01
10高松市510127.5-19.05
11福島市503125.8+40.11
12浜松市500125+190.7
13宇都宮市498124.5+37.57
14堺市496124+47.18
15神戸市480120+43.71
16東京都区部456114-13.96
17富山市431107.8+24.57
18さいたま市430107.5+0.233
19大津市425106.3+51.25
20札幌市423105.8+118
21長崎市422105.5+100
22山口市408102-3.318
23盛岡市406101.5-18.96
24高知市400100-9.707
25松山市39999.75-8.696
26名古屋市38195.25-5.224
27前橋市38095-18.98
28秋田市37794.25+2.168
29福岡市37794.25+92.35
30宮崎市37293+552.6
31津市36892+82.18
32青森市36691.5+24.49
33千葉市36591.25-28.99
34岐阜市35989.75-20.22
35岡山市35488.5-19.55
36北九州市33583.75+53.67
37鹿児島市33283+28.68
38川崎市33182.75-2.933
39金沢市32982.25+0.612
40大分市32781.75+47.96
41京都市32380.75-25.4
42広島市31779.25-19.75
43大阪市31779.25-20.15
44静岡市29273-29.3
45福井市27067.5+14.89
46和歌山市26365.75+19
47佐賀市25062.5+29.53
48徳島市24761.75-14.24
49甲府市23358.25+48.41
50鳥取市22957.25-24.67
51熊本市15839.5-4.819
52那覇市14035+48.94

月間支出の推移

イチゴの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.73100+7.353
1新潟市1.6219.2+45.45
2水戸市1.25171.2+47.06
3松江市1.2164.4+48.15
4横浜市1.16158.9+48.72
5高松市1.12153.4-8.197
6山形市1.07146.6-16.41
7仙台市1.04142.5+15.56
8福島市1.02139.7+27.5
9神戸市0.97132.9+56.45
10宇都宮市0.97132.9+19.75
11山口市0.95130.1-12.04
12長野市0.94128.8+6.818
13奈良市0.94128.8+70.91
14東京都区部0.92126-7.071
15さいたま市0.91124.7-17.27
16堺市0.89121.9+39.06
17高知市0.86117.8-13.13
18盛岡市0.86117.8-22.52
19相模原市0.83113.7-22.43
20福岡市0.82112.3+141.2
21富山市0.82112.3+26.15
22長崎市0.81111+47.27
23岐阜市0.8109.6+15.94
24浜松市0.78106.8+85.71
25秋田市0.77105.5-1.282
26青森市0.76104.1+22.58
27広島市0.75102.7-18.48
28宮崎市0.75102.7+294.7
29松山市0.74101.4-12.94
30大分市0.74101.4+34.55
31川崎市0.795.89-1.408
32京都市0.795.89-18.6
33岡山市0.6994.52-17.86
34鹿児島市0.6893.15+6.25
35大津市0.6893.15+30.77
36北九州市0.6893.15+33.33
37静岡市0.6791.78-21.18
38金沢市0.6690.41
39大阪市0.6589.04-5.797
40名古屋市0.6386.3-25
41千葉市0.6386.3-28.41
42前橋市0.6183.56-29.07
43佐賀市0.5980.82+51.28
44札幌市0.5676.71+51.35
45福井市0.5473.97+68.75
46徳島市0.5473.97+8
47甲府市0.568.49+47.06
48津市0.4764.38+14.63
49和歌山市0.4257.53+2.439
50鳥取市0.3649.32-23.4
51熊本市0.3547.95-18.6
52那覇市0.2128.77+23.53

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

イチゴの月間支出の現状と今後

イチゴは果物の中でも特に人気が高く、子どもから高齢者まで幅広い層に支持されている嗜好品です。旬の冬から春にかけての消費が中心ですが、2025年4月時点の全国平均支出額は728円と比較的高く、家庭の中での「プチ贅沢」の1つとして定着していることが分かります。


奈良市が支出額トップ ― 安定した高支出傾向

都市別では奈良市が1295円と全国トップ。前年比+38.95%、購入頻度も2.04回と高く、イチゴの購入に対する意識の高さが際立ちます。奈良県は農産物への関心が高く、地場産のいちごの入手が容易な環境や、家庭内消費の意欲が高いことが反映されていると考えられます。


松江市・水戸市・さいたま市 ― 東西の支出拠点

次いで松江市(1129円)水戸市(1121円)さいたま市(1121円)と続きます。特に松江市は購入頻度2.27回と全国トップであり、支出額も高水準。水戸市やさいたま市でも2回前後の購入が見られ、イチゴが食卓に頻繁に登場していることが推察されます。


横浜・神戸・東京都区部 ― 都市型消費の特徴

横浜市(1062円)神戸市(1007円)東京都区部(927円)といった大都市圏では、単価の高いブランドいちごやパック販売の主力市場としての傾向が表れています。購入頻度も横浜市1.99回、神戸市2.24回、東京都区部1.35回と高く、日常消費に取り入れられていることが分かります。


鹿児島市・大津市 ― 急激な支出増加と背景

注目すべきは鹿児島市(1035円、前年比+114.3%)大津市(997円、前年比+109.5%)の急増。購入頻度もそれぞれ2.26回、1.78回と高水準で、前年に比べていちご消費が大きく伸びています。これは地域内での流通改善、価格の安定、あるいは需要喚起策が奏功した結果と推測されます。


消費動向の総括と今後の展望

全国平均支出や頻度は緩やかに上昇傾向にあり、2025年4月では特に西日本を中心とした都市で支出の拡大が顕著でした。家庭の健康志向やデザート需要、また地元産品への支持が背景にあり、今後も地域による支出傾向の差は続くと見られます。イチゴは引き続き「贅沢かつ日常的」なフルーツとしての地位を維持するでしょう。

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