みかんの月間支出ランキング|秋田・福井・名古屋がトップ層に

生鮮果物

2025年4月のデータによると、みかんの全国平均支出は46円だが、秋田市(158円)や福井市(150円)など一部都市では3倍超の支出が見られる。特に徳島市や広島市では前年比400〜600%超の増加があり、季節的な要因や地域消費の偏りが顕著。購入回数も秋田市や福井市で高く、高齢者中心の家庭では定番果物として支持されていると考えられる。

みかんの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国46100+4.545
1秋田市158343.5+285.4
2福井市150326.1+206.1
3名古屋市142308.7+31.48
4山形市123267.4+272.7
5鹿児島市121263+404.2
6徳島市117254.3+631.3
7前橋市109237+373.9
8長崎市106230.4+53.62
9広島市104226.1+447.4
10大津市100217.4+566.7
11神戸市93202.2+55
12大阪市93202.2+102.2
13さいたま市87189.1+210.7
14北九州市82178.3+38.98
15福島市80173.9+45.45
16岡山市77167.4+156.7
17福岡市73158.7-20.65
18水戸市69150+13.11
19高松市66143.5+22.22
20佐賀市64139.1-3.03
21浜松市63137+85.29
22富山市63137+800
23新潟市62134.8+87.88
24青森市59128.3+68.57
25堺市58126.1-33.33
26東京都区部57123.9+62.86
27宇都宮市56121.7+60
28札幌市52113+108
29那覇市50108.7-27.54
30横浜市48104.3+300
31岐阜市46100+820
32松江市4597.83+350
33千葉市4291.3+44.83
34盛岡市4189.13+13.89
35鳥取市4086.96+48.15
36山口市4086.96-2.439
37長野市3678.26-7.692
38熊本市3678.26-26.53
39大分市3678.26-28
40京都市3371.74+3.125
41静岡市3065.22-72.97
42宮崎市3065.22-57.75
43津市2963.04+107.1
44高知市2656.52+116.7
45金沢市2656.52+18.18
46和歌山市2656.52-90.26
47川崎市1839.13-79.07
48相模原市1736.96-29.17
49仙台市1532.61-40
50松山市1430.43-89.63
51奈良市1123.91-42.11
52甲府市1021.74-41.18

月間支出の推移

みかんの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.08100-11.11
1福井市0.31387.5+181.8
2秋田市0.29362.5+314.3
3長崎市0.28350+33.33
4鹿児島市0.2250+150
5広島市0.2250+566.7
6徳島市0.19237.5+375
7福岡市0.17212.5-5.556
8神戸市0.17212.5+41.67
9前橋市0.16200+128.6
10さいたま市0.16200+166.7
11岡山市0.15187.5+150
12高松市0.14175-22.22
13名古屋市0.14175-39.13
14北九州市0.14175+7.692
15大阪市0.13162.5+30
16浜松市0.12150+9.091
17水戸市0.12150+20
18山形市0.12150+100
19宇都宮市0.12150+140
20松江市0.11137.5+266.7
21新潟市0.11137.5+57.14
22青森市0.1125+42.86
23那覇市0.1125-44.44
24札幌市0.1125+66.67
25堺市0.1125-28.57
26鳥取市0.09112.5+12.5
27福島市0.09112.5-30.77
28熊本市0.09112.5-35.71
29宮崎市0.09112.5-59.09
30千葉市0.09112.5+12.5
31佐賀市0.09112.5-43.75
32東京都区部0.08100
33岐阜市0.08100+300
34大分市0.08100-27.27
35京都市0.08100
36長野市0.0787.5-22.22
37盛岡市0.0787.5+40
38静岡市0.0675-72.73
39金沢市0.0675
40津市0.0675+200
41横浜市0.0675+50
42山口市0.0675-25
43富山市0.0675+200
44大津市0.0675
45和歌山市0.0562.5-66.67
46高知市0.0450+100
47相模原市0.0450-42.86
48松山市0.0450-85.19
49仙台市0.0450-42.86
50川崎市0.0337.5-70
51奈良市0.0225-33.33
52甲府市0.0112.5-75

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

みかんの月間支出の現状と今後

日本の食卓で親しまれている「みかん」は、冬場を中心に需要が高まる果物です。今回のデータ(2008年〜2025年4月)によると、全国平均の月間支出は46円と果物の中でもやや低水準ながら、1部都市では非常に高い支出額が見られます。ここでは、みかんの支出金額・購入回数・前年比の変化をもとに、都市別の特徴を読み解きます。


支出金額の高い都市とその背景

最新の月間支出金額で最も高かったのは秋田市(158円)。全国平均の約3.4倍と突出しています。福井市(150円)名古屋市(142円)もそれに続き、これらの都市では季節的要因や地元市場での販促などが関係している可能性があります。特に鹿児島市(121円)山形市(123円)など、地方都市における支出の増加が顕著であり、「みかん消費の見直し」や「地場流通の活性化」が背景にあると考えられます。


前年同月比の増加率から見る傾向

前年同月比での増加率を見てみると、徳島市(+631.3%)広島市(+447.4%)鹿児島市(+404.2%)、山形市(+272.7%)と、地方都市の急激な増加が目立ちます。これらは1時的なキャンペーンや価格の変動、産地からの供給増などが背景にあると推測され、特に冬場に消費が集中しやすいみかんの「季節性」が強く影響していると見られます。


購入頻度から見る地域性

全国平均の月間購入回数は0.08回と非常に低く、通年での安定消費がされていない様子が見られます。しかし、福井市(0.31回)秋田市(0.29回)、長崎市(0.28回)などでは3〜4倍の頻度で購入されています。これらの都市は高齢者比率が高く、簡単に食べられるみかんが日常的に選ばれている可能性があります。また、広島市や徳島市でも0.2回と上位に食い込んでおり、支出額の増加と連動しています。


都市別の特徴と今後の展望

秋田市・福井市・名古屋市は支出額が特に高く、購入頻度でも上位に位置しており、「みかんを継続的に家庭で購入している」消費スタイルが読み取れます。1方で、全国的には支出・頻度ともに低迷しており、消費の2極化傾向が見られます。

今後は、季節限定のプロモーションや、手軽に摂取できる健康食品としてのみかんの再評価などを通じて、地域ごとの消費格差を埋める取り組みが必要とされるでしょう。

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