2025年5月のながいも1kgの全国平均価格は2621円で、前年比約7%の上昇。宮崎、新潟、山形などで20%以上の高騰が見られ、健康志向の高まりや生産コスト増加、天候不順が価格上昇の主因。ながいもは生産管理が難しく、物流コストも高いため、今後の価格安定化には技術革新と流通改善が不可欠です。
都市別のながいも1kgの相場価格
都市 | 最新値[円] | 前年同月比[%] | |
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平均 | 2482 | +0.0137 | |
1 | 甲府 | 3133 | +13.72 |
2 | 山口 | 2950 | -0.203 |
3 | 新潟 | 2831 | +11.02 |
4 | 宮崎 | 2829 | +4.353 |
5 | 長野 | 2791 | +6.001 |
6 | 静岡 | 2763 | +8.481 |
7 | さいたま | 2679 | +6.648 |
8 | 仙台 | 2644 | +2.96 |
9 | 松山 | 2641 | +2.803 |
10 | 福岡 | 2635 | -4.942 |
11 | 山形 | 2630 | -10.82 |
12 | 前橋 | 2629 | -3.629 |
13 | 大分 | 2620 | +6.721 |
14 | 東京都区部 | 2602 | +3.542 |
15 | 徳島 | 2602 | +13.38 |
16 | 富山 | 2601 | -1.027 |
17 | 名古屋 | 2574 | +2.632 |
18 | 佐賀 | 2556 | -3.218 |
19 | 岡山 | 2532 | +0.917 |
20 | 鹿児島 | 2514 | +5.497 |
21 | 金沢 | 2510 | +3.548 |
22 | 横浜 | 2503 | +4.161 |
23 | 那覇 | 2499 | -6.789 |
24 | 鳥取 | 2497 | +10.73 |
25 | 長崎 | 2487 | -6.574 |
26 | 奈良 | 2467 | -9.101 |
27 | 熊本 | 2466 | +0.325 |
28 | 神戸 | 2464 | -0.485 |
29 | 千葉 | 2454 | -0.284 |
30 | 松江 | 2441 | -3.403 |
31 | 岐阜 | 2439 | -5.428 |
32 | 高松 | 2434 | +13.47 |
33 | 福島 | 2430 | -15.77 |
34 | 広島 | 2425 | +4.933 |
35 | 大阪 | 2410 | -4.061 |
36 | 福井 | 2404 | -17.84 |
37 | 津 | 2350 | -5.509 |
38 | 札幌 | 2335 | -18.01 |
39 | 秋田 | 2332 | +2.46 |
40 | 大津 | 2331 | -7.5 |
41 | 高知 | 2314 | +1.625 |
42 | 京都 | 2286 | -6.884 |
43 | 宇都宮 | 2264 | +3.473 |
44 | 青森 | 2251 | +10.56 |
45 | 水戸 | 1985 | -1.83 |
46 | 和歌山 | 1635 | +20.66 |
47 | 盛岡 | 1470 | -5.648 |

詳細なデータとグラフ
ながいもの小売価格の相場と推移
2025年5月のながいも1kgの全国平均価格は2621円で、前年同月比で+6.877%の上昇が見られます。ながいもは健康食品として注目され、需要が堅調に推移していることや生産コストの上昇が価格を押し上げる要因となっています。
都市別の価格ランキングと特徴
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価格が高い都市は宮崎(3578円)、新潟(3166円)、福井(3162円)、福岡(2953円)、松山(2949円)など、9州から北陸・4国まで広範囲に分布。
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宮崎、新潟、山形などでは前年比で20%以上の大幅な価格上昇(宮崎+23.17%、新潟+24.99%、山形+25.48%)が観察され、地域的に供給制約や需要増加の影響が強く出ています。
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札幌や福岡も8〜9%の上昇を示し、全国的に値上がり傾向が継続しています。
価格推移の背景と要因分析
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ながいもの価格上昇の背景には、肥料や農薬、燃料などの生産コスト増加が大きく影響。
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また、健康志向の高まりにより家庭用や外食産業での需要が増え、特に冬季に需要が集中するため季節要因も価格に影響を与えています。
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1部の地域では天候不順や自然災害による収穫量減少が価格を押し上げ、物流コストの上昇も加わり全体として価格高騰の要因となっています。
ながいもの生産特徴と流通構造
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ながいもは湿気の多い土壌を好み、全国各地で生産されていますが、特に9州や東北、北陸が主要生産地です。
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生産には多くの労働力と管理が必要で、根の形状維持や病害対策が難しいため、安定した収穫には技術が求められます。
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流通は生鮮品であるため鮮度維持が重要で、都市部への輸送には冷蔵管理が必須。これが物流コスト上昇の1因にもなっています。
今後の展望と課題
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需要増加と生産コスト上昇が続く中、価格の安定化には生産効率向上や新技術の導入が必要。
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持続可能な農業技術や流通改善が期待され、加工品の開発やブランド化も価格維持に寄与する可能性があります。
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1方で消費者の価格感度が高まるため、価格変動の激しさは今後も注視が必要です。
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