たけのこ支出ランキング2025年版:奈良・大阪・山形が上位にランクイン

根菜野菜

2025年4月時点で、たけのこの月間支出が最も高いのは奈良市(440円)で、支出・頻度ともに上昇傾向。大阪市や山形市、堺市なども高水準だが、山形や富山では前年より支出が減少。全体的に春の旬野菜として地域差が大きく、関西では依然として高い需要が見られる。

たけのこの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国73100+15.87
1山形市283387.7-4.392
2京都市255349.3+110.7
3長野市212290.4-15.87
4佐賀市195267.1+182.6
5富山市181247.9+182.8
6新潟市169231.5+213
7松江市162221.9+145.5
8金沢市161220.5+36.44
9奈良市139190.4+78.21
10福井市127174+452.2
11福岡市122167.1+74.29
12広島市118161.6+218.9
13静岡市111152.1+152.3
14秋田市106145.2+8.163
15仙台市100137+38.89
16高知市95130.1+58.33
17長崎市93127.4+14.81
18さいたま市85116.4+150
19北九州市84115.1
20宮崎市83113.7+107.5
21青森市82112.3+32.26
22高松市80109.6+175.9
23盛岡市79108.2+16.18
24千葉市76104.1+94.87
25横浜市73100+10.61
26大阪市7095.89-48.91
27堺市7095.89-24.73
28津市6893.15+151.9
29徳島市6893.15+61.9
30名古屋市6893.15+161.5
31福島市6690.41+29.41
32相模原市6690.41+24.53
33前橋市6589.04+20.37
34神戸市6487.67+77.78
35東京都区部6487.67-30.43
36熊本市6082.19+114.3
37甲府市5473.97+125
38宇都宮市5372.6
39岡山市5169.86-3.774
40岐阜市5068.49+78.57
41大分市5068.49-1.961
42鳥取市4967.12-5.769
43大津市4561.64-2.174
44札幌市4358.9-17.31
45和歌山市4358.9-48.81
46浜松市4257.53-27.59
47松山市4257.53-20.75
48水戸市4156.16+36.67
49鹿児島市3446.58-49.25
50山口市3041.1-42.31
51那覇市2128.77+40
52川崎市1723.29-63.83

月間支出の推移

たけのこの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.19100+11.76
1山形市0.43226.3-28.33
2松江市0.38200+111.1
3佐賀市0.37194.7+94.74
4秋田市0.35184.2+29.63
5高知市0.31163.2+34.78
6長野市0.3157.9-38.78
7広島市0.3157.9+130.8
8京都市0.3157.9+30.43
9新潟市0.28147.4+40
10富山市0.28147.4+64.71
11長崎市0.27142.1+12.5
12仙台市0.26136.8+30
13奈良市0.25131.6+31.58
14高松市0.24126.3+60
15福岡市0.24126.3+26.32
16盛岡市0.24126.3-7.692
17静岡市0.23121.1+130
18神戸市0.21110.5+23.53
19前橋市0.21110.5+23.53
20青森市0.2105.3-13.04
21横浜市0.2105.3+33.33
22宮崎市0.2105.3+33.33
23津市0.19100+171.4
24東京都区部0.19100-17.39
25徳島市0.19100+26.67
26堺市0.19100-17.39
27さいたま市0.19100+35.71
28金沢市0.1894.74-18.18
29相模原市0.1894.74+5.882
30大阪市0.1894.74-28
31宇都宮市0.1789.47+6.25
32北九州市0.1789.47-39.29
33名古屋市0.1684.21+77.78
34福島市0.1578.95+36.36
35岐阜市0.1578.95+50
36札幌市0.1473.68-30
37千葉市0.1473.68-12.5
38熊本市0.1368.42+44.44
39岡山市0.1368.42-7.143
40大分市0.1368.42-23.53
41鹿児島市0.1263.16-62.5
42甲府市0.1263.16+33.33
43浜松市0.1263.16-40
44福井市0.1157.89+22.22
45大津市0.1157.89+22.22
46鳥取市0.152.63-33.33
47水戸市0.152.63-23.08
48那覇市0.0947.37+28.57
49松山市0.0947.37-35.71
50川崎市0.0947.37-35.71
51山口市0.0947.37-35.71
52和歌山市0.0947.37-57.14

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

たけのこの月間支出の現状と今後

たけのこは春の訪れを告げる代表的な旬野菜であり、季節感を大切にする日本の食卓において人気のある食材です。2025年4月時点の全国平均の支出額は189円で、根菜や果菜に比べるとやや高価であり、季節性の強さが価格と支出に反映されています。


支出額の高い都市の特徴

最も支出が高いのは奈良市の440円で、全国平均の約2.3倍に達します。続くのは山形市405円、大阪市372円、堺市325円、横浜市317円などです。これらの都市に共通するのは、家庭での調理頻度が高い、たけのこを使う郷土料理が多い、もしくは市販の加工品や惣菜需要が高いといった背景が想定されます。

また、奈良市や堺市では前年同月比で+15.79%、+23.11%と支出が増加しており、価格上昇または購入量の増加による消費拡大が起きています。


支出額の変動と地域特性

1方で、山形市(-10.2%)、大阪市(-2.87%)、富山市(-21.76%)など、前年より支出が減っている都市も目立ちます。これは天候不順による価格変動、またはたけのこを使う食文化の変化や調理離れ、あるいは他の春野菜への選好変化の可能性があります。

和歌山市(+100.8%)や高松市(+30.9%)など、前年から急増した地域もあり、これは旬期の需要増加や、地元産の流通増加が影響している可能性が高いと考えられます。


購入頻度の地域差とその考察

全国平均の購入頻度は0.32回/月と決して高くありませんが、大阪市(0.6回)、佐賀市(0.59回)、山形市(0.55回)などでは倍近い頻度で購入されています。大阪市では支出・購入頻度ともに上位であり、家庭での料理利用が非常に盛んな地域といえます。

注目すべきは宮崎市(+88.89%)や静岡市(+25.71%)のように、購入頻度が急増している都市もあり、これは地域の食文化への回帰や、ローカルな流通網の整備が影響していると見られます。


今後の展望とまとめ

たけのこは保存性が低く、調理にも手間がかかるため、家庭での利用傾向は都市ごとに2極化しているのが現状です。とくに関西圏では、煮物や炊き込みご飯など伝統的料理での需要が依然として高く、支出額や購入頻度が上位を占めています。

1方、東北・北陸地域では年ごとの需要変動が大きく、家庭消費が不安定な傾向もあり、地域に根差した販促や流通施策が今後のカギとなります。

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