かぼちゃの支出ランキング|名古屋・相模原・千葉が上位に急増

果菜・キノコ

2025年4月時点における「かぼちゃ」の全国平均支出は124円と横ばい傾向ですが、名古屋市(208円)や相模原市(200円)では大幅な増加が見られます。購入頻度では相模原市が0.94回と全国平均(0.6回)を大きく上回り、かぼちゃを日常的に利用する家庭が多いことが示唆されます。一方、奈良市は支出・頻度ともに前年より減少傾向。全体として地域による支出・購入の差が顕著で、食文化や地場流通が影響していると考えられます。

かぼちゃの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国147100-2.649
1富山市230156.5+26.37
2奈良市219149+44.08
3京都市210142.9+28.83
4相模原市201136.7+81.08
5横浜市197134+7.065
6山口市191129.9+28.19
7高松市188127.9+64.91
8千葉市188127.9+8.046
9堺市181123.1+13.13
10松江市180122.4+7.784
11長崎市177120.4+13.46
12岡山市170115.6+17.24
13名古屋市165112.2+16.2
14前橋市163110.9+13.19
15東京都区部157106.8-6.548
16静岡市155105.4-0.641
17福岡市154104.8+22.22
18大津市154104.8-10.47
19福島市153104.1+18.6
20神戸市153104.1-15
21佐賀市152103.4+42.06
22さいたま市152103.4-26.57
23津市150102+25
24松山市150102
25水戸市14699.32+20.66
26川崎市14699.32-14.12
27福井市14598.64+52.63
28長野市14497.96
29大阪市13994.56+26.36
30新潟市13793.2-13.29
31浜松市13692.52-26.88
32広島市13692.52+30.77
33宇都宮市13692.52+37.37
34金沢市13390.48-17.39
35仙台市13189.12-14.38
36秋田市13088.44+12.07
37鹿児島市12887.07+11.3
38宮崎市12887.07-4.478
39北九州市12685.71+15.6
40熊本市12282.99+11.93
41大分市11980.95+10.19
42岐阜市11880.27-34.81
43徳島市11779.59-36.07
44青森市11477.55+18.75
45和歌山市11175.51-13.28
46盛岡市10571.43-30.46
47高知市10370.07-36.42
48札幌市10068.03-27.01
49甲府市9866.67-25.76
50山形市8557.82-30.89
51那覇市8457.14+3.704
52鳥取市7047.62-38.6

月間支出の推移

かぼちゃの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.73100-6.41
1奈良市1.21165.8+42.35
2富山市1.19163+8.182
3長崎市1.05143.8+9.375
4堺市1.03141.1+19.77
5山口市0.99135.6+15.12
6京都市0.98134.2+11.36
7高松市0.95130.1+50.79
8神戸市0.91124.7-22.22
9横浜市0.9123.3+3.448
10松江市0.9123.3-3.226
11相模原市0.89121.9+53.45
12岡山市0.89121.9+1.136
13静岡市0.88120.5+8.642
14大阪市0.88120.5+29.41
15福島市0.85116.4+16.44
16佐賀市0.85116.4+26.87
17前橋市0.84115.1+9.091
18さいたま市0.84115.1-16
19福岡市0.83113.7+10.67
20宮崎市0.82112.3+6.494
21千葉市0.82112.3-9.89
22津市0.8109.6+12.68
23仙台市0.78106.8-16.13
24福井市0.76104.1+58.33
25松山市0.76104.1-18.28
26名古屋市0.76104.1-2.564
27金沢市0.75102.7-12.79
28新潟市0.75102.7-15.73
29水戸市0.74101.4+10.45
30東京都区部0.73100-16.09
31大津市0.7197.26-27.55
32大分市0.7197.26+4.412
33鹿児島市0.6994.52+7.813
34宇都宮市0.6893.15+7.937
35広島市0.6690.41-1.493
36岐阜市0.6690.41-41.59
37北九州市0.6690.41-2.941
38青森市0.6589.04+12.07
39熊本市0.6589.04+8.333
40川崎市0.6589.04-27.78
41秋田市0.6487.67+1.587
42長野市0.6386.3-12.5
43浜松市0.6386.3-38.83
44徳島市0.6386.3-41.12
45和歌山市0.682.19-23.08
46高知市0.5980.82-37.23
47盛岡市0.5980.82-35.16
48甲府市0.5879.45-17.14
49山形市0.5575.34-22.54
50札幌市0.4663.01-28.13
51那覇市0.4358.9+2.381
52鳥取市0.454.79-43.66

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

かぼちゃの月間支出の現状と今後

2025年4月の全国平均の「かぼちゃ」月間支出は124円で、前年同月比では-0.8%と微減でした。これは他の野菜に比べて価格が比較的安定している1方で、購入頻度の微減(全国平均は0.6回、前年比-9.091%)が影響していると考えられます。

このように、「支出の減少=価格の下落」ではなく、「購入頻度の低下」による影響が全国的な傾向としてみられます。


月間支出額が高い都市:名古屋・相模原・千葉が突出

順位 都市名 月間支出額(円) 前年比増加率
1 名古屋市 208円 +67.74%
2 相模原市 200円 +70.94%
3 千葉市 186円 +12.05%
4 長野市 176円 +29.41%
5 山口市 168円 +43.59%
6 大阪市 168円 +60.0%
7 松江市 167円 +32.54%
8 高松市 159円 +37.07%
9 福井市 159円 +62.24%
10 奈良市 159円 -18.46%

名古屋市と相模原市は、前年同月比で+67.74%および+70.94%と非常に大きな伸びを見せています。これは、地場流通価格の上昇や、家庭での調理頻度増加が背景にあると見られます。また、大阪・福井なども+60%以上の増加率を記録しており、関西~北陸圏での需要が拡大している可能性が示唆されます。

1方で、奈良市のみ前年比-18.46%と大きく落ち込んでおり、地域的な価格変動や購買行動の変化が影響していると考えられます。


月間購入頻度上位の都市:相模原と山口がトップ水準

順位 都市名 平均購入回数(月) 前年比増加率
1 相模原市 0.94回 +54.1%
2 長崎市 0.89回 +9.877%
3 山口市 0.88回 +11.39%
4 名古屋市 0.83回 +16.9%
5 富山市 0.82回 -7.865%
6 奈良市 0.82回 -15.46%
7 大阪市 0.82回 +28.13%
8 福井市 0.81回 +42.11%
9 長野市 0.79回 +19.7%
10 佐賀市 0.78回 +13.04%

特筆すべきは相模原市の0.94回(+54.1%)で、全国平均を大きく上回っており、かぼちゃが日常的な食材として高頻度で利用されていると見られます。これは惣菜・煮物など、和風の家庭料理での利用が多いことと関連している可能性があります。

また、山口市や名古屋市なども高い頻度を維持しており、これらの都市ではかぼちゃの「使いやすさ」や「保存の利便性」が支出増につながっていると考えられます。


考察:地域差と食文化・物価の関係性

全体として、名古屋・関東南部(相模原・千葉)・関西(大阪・奈良)など、都市部を中心に支出額が高い傾向がみられます。これは物価上昇の影響もありますが、家庭での調理の工夫や惣菜としての利用頻度の高さが支出増に寄与していると分析できます。

特に相模原市と名古屋市は、支出額と購入頻度の両方で全国平均を大きく上回っており、かぼちゃを重視する食文化が根づいているといえます。

また、福井・高松など、比較的小規模な都市でも支出額が伸びており、価格の上昇と購買意欲の持続が両立している点が注目されます。

1方で奈良市のように、支出額も頻度も減少している都市もあり、家庭内需要の変化、価格高騰への消費者の反応など、都市ごとの食の優先順位の差がうかがえます。

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