かばん類支出が最も高い都市は松山市!都市別ランキングと傾向分析

身の回り・諸雑費

2025年4月のデータでは、かばん類の全国平均支出は850円に対し、松山市が3839円と突出。他にも広島市、北九州市など地方中核都市で支出が高く、通勤・買い物需要が影響。購入回数も都市により差があり、生活様式・消費意識の地域差が明確に表れている。今後はEC普及やサステナブル志向の影響が拡大する見通し。

かばん類の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国850100+1.675
1松山市3839451.6+1060
2広島市2852335.5+505.5
3北九州市2615307.6+331.5
4津市1877220.8-16.21
5横浜市1824214.6+50
6さいたま市1653194.5+36.72
7大津市1481174.2-19.47
8神戸市1461171.9+237.4
9徳島市1372161.4+125.7
10宇都宮市1363160.4-24.45
11熊本市1340157.6+117.9
12山口市1279150.5+356.8
13佐賀市1171137.8+125.2
14東京都区部1163136.8+29.22
15札幌市1081127.2+136
16長野市1041122.5+205.3
17松江市1012119.1+325.2
18仙台市940110.6-18.76
19岡山市84599.41-15.08
20福岡市82797.29-19.4
21和歌山市72885.65+501.7
22前橋市66177.76+10.54
23岐阜市65977.53-3.936
24京都市63174.24-77.3
25名古屋市62673.65-59.85
26大阪市60070.59-43.18
27盛岡市57767.88+162.3
28相模原市54564.12-36.77
29福島市52261.41-29.17
30甲府市51660.71-28.53
31福井市48957.53+17.55
32秋田市48757.29+97.97
33鹿児島市48356.82-56.6
34山形市44352.12-43.92
35奈良市42750.24-26.51
36金沢市42049.41-68.73
37高松市41749.06-1.651
38高知市40647.76-41.75
39川崎市40347.41-67.6
40浜松市39746.71-68.84
41那覇市39646.59+204.6
42水戸市39346.24-78.77
43大分市39346.24-76.52
44新潟市37444-41.01
45鳥取市36743.18-9.158
46富山市35141.29-70.68
47静岡市29634.82-67.72
48宮崎市28032.94-61.64
49青森市24829.18-58.8
50堺市23828-3.252
51長崎市18021.18-84.29
52千葉市16018.82-82.74

月間支出の推移

かばん類の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.21100+5
1佐賀市0.34161.9+61.9
2大阪市0.33157.1+6.452
3広島市0.29138.1+52.63
4松江市0.28133.3+47.37
5高知市0.26123.8-10.34
6高松市0.26123.8+225
7甲府市0.26123.8+44.44
8松山市0.26123.8+18.18
9さいたま市0.26123.8+4
10鹿児島市0.25119+19.05
11新潟市0.25119+38.89
12徳島市0.25119+31.58
13金沢市0.24114.3-7.692
14福岡市0.24114.3-20
15横浜市0.24114.3+26.32
16山口市0.24114.3+100
17名古屋市0.24114.3-20
18札幌市0.23109.5+43.75
19熊本市0.22104.8+57.14
20北九州市0.22104.8-4.348
21津市0.21100+23.53
22東京都区部0.21100
23大津市0.295.24-47.37
24静岡市0.1990.48-5
25長野市0.1990.48+72.73
26神戸市0.1990.48-9.524
27岡山市0.1990.48-34.48
28富山市0.1990.48-20.83
29福島市0.1885.71-37.93
30相模原市0.1885.71-25
31盛岡市0.1885.71+50
32川崎市0.1885.71+20
33大分市0.1885.71-37.93
34堺市0.1885.71+38.46
35秋田市0.1780.95+88.89
36岐阜市0.1780.95-29.17
37仙台市0.1780.95-34.62
38鳥取市0.1676.19-20
39宇都宮市0.1676.19-11.11
40福井市0.1571.43+25
41水戸市0.1571.43-44.44
42奈良市0.1571.43-31.82
43前橋市0.1571.43-25
44京都市0.1571.43-21.05
45宮崎市0.1466.67-30
46青森市0.1361.9+30
47長崎市0.1361.9-7.143
48浜松市0.1361.9-58.06
49山形市0.1361.9-43.48
50那覇市0.147.62
51和歌山市0.147.62-37.5
52千葉市0.147.62-67.74

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

かばん類の月間支出の現状と今後

かばん類は、通勤・通学・旅行・買い物など日常生活の様々なシーンで使用される重要な消耗財・ファッションアイテムです。日本におけるかばん類の月間支出の全国平均は850円(2025年4月時点)ですが、都市によって大きな差があり、消費行動や生活スタイルの違いが色濃く表れています。今回のデータからは、特定都市における1時的な高額支出や継続的な需要増が見て取れます。


かばん類支出額の都市別ランキングと特徴

1位は松山市(3839円)で、全国平均の4.5倍を超える突出した支出となっています。以下、広島市(2852円)、北9州市(2615円)、津市(1877円)、横浜市(1824円)と続きます。

これらの都市に共通する要素には次のような点が挙げられます:

  • 松山市・広島市・北9州市:地方の中核都市としての商業集積、ファッション意識の高さ、あるいは百貨店やセレクトショップの集中により高額品の購入が見られる。

  • 津市・横浜市:生活の質へのこだわりが強く、革製品やブランド品など「耐久性・デザイン性を兼ねたかばん」への支出が多い可能性が高い。

  • さいたま市・神戸市・徳島市:首都圏・近畿圏・4国圏における中堅都市で、外出機会が多く、通勤・通学用のかばん需要も根強い。

特に松山市では前年同月比で+1060%という異常な急増が見られ、1時的に大規模な買い替え需要やセールの影響があったと推測されます。


購入頻度の地域性とその傾向

かばん類の全国平均購入回数は0.21回/月(約5か月に1回)ですが、

  • 佐賀市(0.34回)

  • 大阪市(0.33回)

  • 広島市(0.29回)

  • 松江市・松山市・さいたま市(いずれも0.26回)

などでは、月に4人に1人がかばんを購入している計算になります。

特筆すべきは広島市で、金額・回数ともに全国上位にあり、購入頻度と高価格帯商品のバランスが取れた都市です。これは都市規模、商業施設の充実度、交通機関の発達に伴う移動スタイルの多様性が反映されているといえるでしょう。


前年同月比に見る消費行動の変化

全国的には+1.675%の微増にとどまる中、松山市(+1060%)、広島市(+505.5%)、北9州市(+331.5%)、神戸市(+237.4%)などでは大幅な伸びが見られます。これらは以下の要因が推測されます:

  • 新年度・新生活に伴う需要(新社会人・新入学生)

  • 季節の買い替え(春の新作・ボーナス商戦)

  • 地域イベントや観光需要に応じた「外出用かばん」需要

1方、津市(-16.21%)や宇都宮市(-24.45%)では支出減が見られ、前年に大型購入があったため反動で抑制された可能性もあります。


今後の展望と地域別消費への影響

かばん類の支出は、物価・流通環境・ライフスタイルの変化に強く影響されるカテゴリです。近年ではテレワークの普及により通勤用かばんの需要が減少する1方、レジャー・小旅行・アウトドア向けのかばんやサステナブル素材のエコバッグへの移行も進んでいます。

松山市や広島市のように、地域内外から人が集まりやすい都市では、今後もかばん類への支出が継続的に増える可能性が高いと予測されます。また、EC(電子商取引)利用拡大によって都市間格差が縮小する動きも注視すべきでしょう。

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