かつお節の世帯支出ランキング|徳島・高知が圧倒的高水準

肉・魚

かつお節の全国平均支出は75円で、前年より8.7%増。徳島市(255円)や高知市(149円)など四国地方で特に支出が高く、出汁文化が根付いていることが背景にある。高知市は購入頻度でも全国最高の0.54回を記録。東北や九州でも安定した需要が見られ、地域の食文化と深く結びついた消費傾向が明確となった。

かつお節の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国71100-4.054
1那覇市186262-17.7
2鹿児島市128180.3+106.5
3大津市114160.6+72.73
4高知市113159.2
5津市109153.5-0.909
6岐阜市97136.6+29.33
7神戸市96135.2-23.81
8徳島市95133.8-6.863
9札幌市93131+102.2
10長野市89125.4+17.11
11和歌山市89125.4-15.24
12福島市85119.7+107.3
13福岡市84118.3-44.37
14水戸市83116.9-5.682
15高松市81114.1+22.73
16大分市81114.1+35
17京都市80112.7-16.67
18横浜市77108.5-3.75
19名古屋市77108.5-4.938
20熊本市76107+65.22
21堺市76107-10.59
22奈良市73102.8-31.13
23甲府市72101.4+56.52
24佐賀市71100+65.12
25長崎市6895.77+54.55
26北九州市6895.77+54.55
27広島市6794.37+3.077
28宇都宮市6692.96+4.762
29松山市6591.55+12.07
30仙台市6591.55+71.05
31福井市6084.51+57.89
32さいたま市6084.51-43.4
33前橋市5983.1-11.94
34東京都区部5881.69-42
35宮崎市5780.28+78.13
36相模原市5476.06+1.887
37松江市5476.06-22.86
38静岡市5171.83-19.05
39浜松市5171.83-32.89
40青森市4969.01-9.259
41山口市4664.79-47.13
42岡山市4563.38-23.73
43大阪市4461.97-37.14
44山形市4360.56-24.56
45金沢市4259.15+7.692
46秋田市4259.15-38.24
47新潟市4259.15+2.439
48富山市3954.93-46.58
49鳥取市3853.52-2.564
50千葉市3549.3-54.55
51盛岡市3447.89-33.33
52川崎市2129.58-63.79

月間支出の推移

かつお節の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.25100-3.846
1神戸市0.42168+27.27
2那覇市0.38152-7.317
3高知市0.37148-9.756
4津市0.37148+23.33
5徳島市0.36144+12.5
6和歌山市0.36144-10
7長崎市0.34136+61.9
8福島市0.34136+88.89
9福岡市0.34136-12.82
10北九州市0.34136+30.77
11熊本市0.33132+65
12広島市0.33132+17.86
13岐阜市0.33132+17.86
14佐賀市0.31124+72.22
15長野市0.3120+25
16高松市0.29116+16
17水戸市0.29116-9.375
18大津市0.29116+7.407
19大分市0.29116-3.333
20宇都宮市0.28112+33.33
21京都市0.27108-18.18
22横浜市0.26104+8.333
23札幌市0.26104+23.81
24名古屋市0.26104-16.13
25鹿児島市0.25100+4.167
26甲府市0.25100+92.31
27松山市0.25100+4.167
28宮崎市0.25100+19.05
29仙台市0.25100+78.57
30前橋市0.2496-11.11
31松江市0.2392-28.13
32山口市0.2288-37.14
33堺市0.2288-37.14
34福井市0.2184+31.25
35岡山市0.2184-4.545
36さいたま市0.2184-22.22
37鳥取市0.1976-5
38青森市0.1976-13.64
39金沢市0.1976-5
40相模原市0.1976-9.524
41東京都区部0.1976-32.14
42新潟市0.1976+18.75
43山形市0.1976-13.64
44奈良市0.1976-20.83
45静岡市0.1872-30.77
46浜松市0.1872-37.93
47富山市0.1768-26.09
48盛岡市0.1664-20
49大阪市0.1664-40.74
50秋田市0.1560-53.13
51千葉市0.1144-38.89
52川崎市0.140-44.44

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

かつお節の月間支出の現状と今後

2025年4月現在、日本の家庭がかつお節に支出する月間平均は75円、購入頻度は月0.26回。前年同月比で見ると+8.696%とやや増加しており、和食回帰や物価上昇が背景にあると考えられる。


支出トップの徳島市

最も支出額が高いのは徳島市(255円)で、全国平均の3倍以上。前年同月比では+152.5%と急増し、購入頻度も0.38回で+15.15%の増加を示している。これは地元の出汁文化や家庭料理での使用頻度の高さを反映しており、乾物類の中でもとくに需要が強いことがうかがえる。


伝統文化の影響が色濃い高知・津・那覇

2位の高知市(149円)や3位の津市(127円)も支出が高く、いずれも前年から大幅増(+41.9%、+13.39%)。特に高知は購入頻度0.54回と全国でも最も多く、家庭での調理に頻繁に使われている様子がうかがえる。那覇市(124円)は支出額こそ高水準だが、前年同月比は-16.78%と減少傾向で、消費スタイルの変化も垣間見える。


消費習慣が根付く都市―奈良・浜松・松江など

奈良市(108円)浜松市(105円)松江市(103円)はいずれも100円前後と高支出層に属し、特に奈良・松江では前年比増加が顕著(+27.06%、+39.19%)。松江では購入頻度も0.42回、+40%増と安定した需要が見られる。


北日本や西日本に強い支出傾向

秋田市(99円、+83.33%)、福岡市(99円、+1.02%)、静岡市(95円、+43.94%)など、東北から9州にかけての地方都市でかつお節の支出が高い傾向がある。特に秋田や静岡では購入頻度も0.4回前後と高く、家庭料理への利用が定着している。


購入頻度と文化的背景

全国平均が0.26回にとどまる1方、高知(0.54回)、秋田(0.42回)、松江(0.42回)などは月2回に迫る高頻度。これは和風の家庭料理を日常的に作る文化、特に「出汁」に対するこだわりや、「削り節」を使った料理の継続的需要を示している。


今後の動向と注目点

価格上昇や他の調味料の普及で全国的には大きな伸びは期待しづらいが、地域ごとの食文化や高齢化による在宅調理の増加などが支出を支えている。特に高知・徳島といった出汁文化が深く根付く地域では、引き続き高水準の支出が維持される可能性が高い。

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