2025年最新いちご1kg小売価格|地域別動向と今後の価格展望まとめ

果物

2025年5月のいちご1kgの全国平均価格は2070円。北海道の札幌が2754円で最高値を記録し、沖縄の那覇や北陸地方も高価格帯。前年同月比では平均約2.6%の緩やかな上昇傾向で、気候や物流コスト、需要増加が価格上昇の主な要因。寒冷地での栽培コストや輸送費が都市別価格差を生み出しています。

都市別のいちご1kgの相場価格

2025年5月
降順昇順
都市最新値[円]前年同月比[%]
平均2070+2.594
1札幌2754+4.239
2那覇2697+7.024
3鳥取2638+5.183
4旭川2617-0.0382
5函館2480-0.919
6長岡2477+13.26
7金沢2432+8.717
8福井2403+5.21
9伊丹2389-0.125
10東大阪2341+3.86
11新潟2339-1.391
12西宮2287+0.793
13神戸2283-1.595
14徳島2273+5.819
152273-1.303
16相模原2269+5.535
17松阪2264+2.722
18名古屋2259+2.31
19富山2257+2.312
20福岡2232-4.37
21大阪2228+0.315
22枚方2205+5.15
23岐阜2201+0.319
24山形2183+26.84
25大分2183-4.547
26藤沢2180
27前橋2134+5.383
28京都2130-0.234
29八戸2124+3.66
30八王子2121+6.583
31浦安2095+8.831
32姫路2093-8.563
33大津2090+2.2
34高知2088+1.212
35福島2086+3.012
36立川2080-3.926
37松本2078+9.081
38北九州2076+1.318
39甲府2074+0.729
40所沢2069+0.486
41青森2064-1.574
42鹿児島2059+12.02
43横浜2058+6.302
442043+7.583
45松江2042+0.196
46東京都区部2042+5.149
47秋田2030+13.34
48仙台2016+4.186
49広島2000+8.519
50岡山1991+14.95
51川口1989+16.38
52小山1987+17.5
53川崎1986+5.024
54長野1974+6.703
55千葉1973-1.301
56高松1968-1.155
57郡山1957+7.174
58熊谷1952-11.15
59松山1946-10.28
60府中1940-2.414
61佐賀1933+2.983
62奈良1931-2.327
63豊橋1930
64さいたま1897+6.573
65今治1878+2.288
66佐世保1860-0.747
671836
68富士1822+5.318
69宇部1822+2.648
70静岡1817+2.424
71宮崎1815-11.59
72日立1782-0.503
73宇都宮1766+5.875
74浜松1749+3.491
75長崎1728-2.318
76福山1728+10.06
77山口1710-9.763
78熊本1620-3.168
79水戸1617-1.762
80和歌山1564-12.23
81盛岡1367+10.69
いちご1kg

詳細なデータとグラフ

いちごの小売価格の相場と推移

2025年5月時点でのいちご1kgの全国平均小売価格は2070円です。2014年1月からのデータを見ると、価格は全体的に緩やかな上昇傾向にありますが、地域や時期によって増減があり安定した動きではありません。前年同月比で見ると平均約+2.6%の増加となっており、全体的には緩やかな値上がり傾向が続いています。


都市別価格ランキングと特徴

いちご1kgの価格が高い上位10都市は以下の通りです。

順位 都市名 価格(円) 前年同月比増減率
1 札幌 2754 +4.24%
2 那覇 2697 +7.02%
3 鳥取 2638 +5.18%
4 旭川 2617 -0.04%
5 函館 2480 -0.92%
6 長岡 2477 +13.26%
7 金沢 2432 +8.72%
8 福井 2403 +5.21%
9 伊丹 2389 -0.13%
10 東大阪 2341 +3.86%

都市別の特徴

  • 札幌・旭川・函館など北海道の都市は、寒冷地での栽培環境の影響からか高価格帯に位置します。特に札幌はトップクラスの価格です。

  • 那覇も高価格ですが、輸送コストが高いため沖縄特有の価格形成となっています。

  • 長岡や金沢、福井など北陸地域は比較的高価格で、前年同月比でも大きく増加している点が特徴的です。

  • 1方、旭川や函館、伊丹は前年からほぼ横ばいか微減傾向にあります。


価格高騰の背景と原因

  1. 季節変動と栽培環境の影響いちごは冬から春にかけての旬の時期があり、その時期の供給量や品質によって価格が変動。特に寒冷地ではビニールハウス栽培など設備投資が必要で、コスト高が価格に反映されます。

  2. 物流コストの増加遠隔地や離島では輸送費用が高く、そのため価格が割高になる傾向があります。那覇など沖縄地域はこの影響が顕著です。

  3. 人件費と生産コストの上昇農業従事者の減少や資材費の高騰が生産コストを押し上げ、結果的に小売価格の上昇につながっています。

  4. 需要増加と高級志向健康志向の高まりや贈答需要の増加により、高品質ないちごの需要が増え、価格上昇の1因となっています。


いちごの生産の特徴と地域性

  • いちごは全国各地で栽培されますが、地域によって品種や栽培方法に特徴があります。

  • 北海道の寒冷地ではハウス栽培が主流で、品質の良さを維持するための技術が発達しています。

  • 中部・北陸地域は品質と味のバランスに優れ、贈答用としても高評価を得ています。

  • 沖縄地域は温暖な気候を活かしながら、輸送に伴うコストが価格に反映されやすい傾向があります。


今後の展望と課題

  • 生産効率の向上とコスト削減が求められており、ICTやロボット技術の導入が期待されています。

  • 気候変動による生育環境の変化に対応しつつ、安定供給を目指す必要があります。

  • 消費者の多様なニーズに応える品種改良や新商品開発も重要な課題です。

  • 地域間の価格差を縮小するための流通改善も検討されるべきです。

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