照明器具価格動向|都市別比較とLED・スマート化による価格上昇の背景

照明器具

2025年5月時点での照明器具1台の全国平均は1.562万円で、地域によって価格差が大きい。高松や金沢では高機能照明の需要が価格を押し上げており、枚方など一部地域では価格競争が要因で下落傾向にある。今後は高機能化と低価格化の二極化が進む見通し。

都市別の照明器具1台の相場価格

2025年5月
降順昇順
都市最新値[万円]前年同月比[%]
平均1.562-7.277
1高松1.98+3.448
2長崎1.914+5.286
3金沢1.914+21.97
4郡山1.848-9.677
5横浜1.837+2.039
6宇都宮1.814-3.546
7枚方1.782-18.18
8松江1.782+15.71
9川崎1.782
10広島1.733-4.545
11宇部1.72-10.15
12東大阪1.716-10.34
13新潟1.716+2.711
141.716-16.13
15八王子1.716-10.34
16相模原1.694-11.49
17京都1.683-11.78
18那覇1.65-0.44
19西宮1.65-16.67
20秋田1.65-13.79
21盛岡1.65-7.407
22松山1.65-10.71
23府中1.65-7.407
24八戸1.65-16.67
25佐賀1.65+15.98
26所沢1.649-7.376
27水戸1.621-15.32
28東京都区部1.61-12.73
29鳥取1.591-3.982
30静岡1.584-11.11
31熊本1.584+5.882
32浜松1.584-11.11
331.584-6.494
34徳島1.584-11.11
35伊丹1.584-15.79
36大阪1.575-12.95
37名古屋1.572-15.63
38福山1.562-12.35
39岡山1.562+0.173
40長岡1.555+3.008
41熊谷1.555+18.35
42旭川1.555-6.191
43大津1.555-6.191
44函館1.551-12.96
45福井1.533+5.347
461.533
47和歌山1.525-7.965
48川口1.522-14.59
49福岡1.513+11.17
50甲府1.503-26.56
51長野1.496-8.108
52立川1.489-4.245
53松阪1.489-16.46
54富士1.489-10.17
55大分1.489-20.86
56奈良1.485
57仙台1.482+0.933
58高知1.481-10.62
59日立1.481-8.186
60富山1.481-0.983
61浦安1.47-14.54
62神戸1.448-6.622
63北九州1.447-8.362
64小山1.443
65宮崎1.437-1.012
66岐阜1.429-20.71
67姫路1.427+4.344
68今治1.415+12.22
69佐世保1.401-21.72
70山口1.393-14.8
71鹿児島1.393-15.6
72福島1.393-4.525
73千葉1.38+4.151
74さいたま1.364-2.286
75青森1.355+2.156
76松本1.352-18.4
77山形1.344-0.812
78前橋1.334-8.089
79札幌1.278-14.49
80豊橋1.239
81藤沢1.227
照明器具1台

照明器具電球ランプ

詳細なデータとグラフ

照明器具の小売価格の相場と推移

2025年5月時点での照明器具1台の全国平均価格は15,620円(1.562万円)です。これはLED化やスマート照明の普及により、高機能化が進む1方で、量販品の価格競争も激しくなっているため、価格帯の幅が広がっている状況を示しています。

前年同月と比較すると、全国平均では-7.277%の下落となっており、市場全体としては価格がやや低下傾向にあります。


都市別価格の分布と特徴

高価格帯の都市(1.8万円以上)

  • 高松:1.98万円(+3.448%)

  • 長崎:1.914万円(+5.286%)

  • 金沢:1.914万円(+21.97%)

  • 郡山:1.848万円(-9.677%)

  • 横浜:1.837万円(+2.039%)

  • 宇都宮:1.814万円(-3.546%)

これらの都市では、照明器具の価格が全国平均を大きく上回っており、地域特性や住宅構造、流通体制の違いが影響していると考えられます。

中価格帯の都市(1.7万円台)

  • 枚方:1.782万円(-18.18%)

  • 松江:1.782万円(+15.71%)

  • 川崎:1.782万円(前年データなし)

  • 広島:1.733万円(-4.545%)

価格の変動が大きい都市もあり、市場が流動的であることがうかがえます。


価格の推移とその背景

照明器具市場では、以下のような要因が価格動向に影響を与えています。

LED化と高機能化の進行

10年以上前と比較して、LED照明の普及が急速に進み、初期コストは高くても長寿命・省エネといったメリットが支持されています。特に調光・調色機能やIoT連携機能を備えた商品が人気です。高松や金沢などの都市では、こうした先進的な照明器具の需要が高く、価格が上昇していると推察されます。

地域による需要の違い

都市ごとの住宅事情も価格差に影響を与えています。例えば、戸建て比率が高い地方都市では、天井に設置する大型のシーリングライトの需要が高く、その分価格も高くなる傾向があります。

値下げ圧力と価格競争

1方で、枚方や郡山のように価格が大幅に下落している地域もあり、これはホームセンターやオンライン販売の拡大によって価格競争が激化しているためです。特に汎用的な照明器具はコモディティ化しており、安価な商品が主流となりつつあります。


今後の見通しと消費者動向

照明器具の価格は今後も2極化すると見込まれます。

  • 高機能・デザイン照明:高価格帯で推移。都市部や所得水準の高い地域で需要が増加。

  • 汎用・量販型照明:価格は下落傾向。ネット販売中心に競争激化。

また、省エネ志向の高まりから、政府の補助金政策などが再び導入されれば、LED照明の買い替えが進み、再び価格に動きがある可能性もあります。

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