化粧水の平均価格が上昇|名古屋で6.5%下落の理由とは?

化粧品

2025年5月の化粧水1本の全国平均価格は1,263円で、都市間の価格差は小さく、安定した相場が形成されています。大手メーカーによる価格コントロールや流通の全国チェーン化が価格安定の要因であり、近年の価格変動はごく小幅です。今後も急激な価格上昇は考えにくいですが、実質的な値上げの動きには注視が必要です。

都市別の化粧水1本の相場価格

2025年5月
降順昇順
都市最新値[円]前年同月比[%]
平均1263+0.0656
11320+1.695
2川口1320
3岡山1320
4佐世保1320
5郡山1298
6那覇1298
7豊橋1298
8西宮1298
9熊本1298+3.509
10府中1298-1.667
11川崎1287
12枚方1276
13松山1276
14東大阪1276
15佐賀1276
16伊丹1276
17さいたま1271
18大阪1260
19長崎1258
20鹿児島1254
21鳥取1254
22高知1254
23高松1254
24静岡1254
25青森1254
26長野1254
27長岡1254
28金沢1254
29藤沢1254
30立川1254
31秋田1254
32福島1254
33福岡1254
34福山1254
35福井1254
36神戸1254
37相模原1254
38盛岡1254
39甲府1254
40熊谷1254
41浦安1254
42浜松1254
43水戸1254
44横浜1254
451254
46松阪1254
47松江1254
48松本1254
49東京都区部1254
50札幌1254
51旭川1254
52日立1254
53新潟1254
54所沢1254
55徳島1254
56広島1254
57岐阜1254
58山形1254
59山口1254
60小山1254
61富山1254
62富士1254
63宮崎1254
64宇都宮1254
65宇部1254
66姫路1254
67奈良1254
68大津1254
69大分1254
701254
71和歌山1254
72名古屋1254-6.557
73千葉1254
74北九州1254
75前橋1254
76函館1254
77八王子1254
78八戸1254
79仙台1254
80今治1254
81京都1254
化粧水1本

詳細なデータとグラフ

化粧水の小売価格の相場と推移

2025年5月時点における化粧水1本の全国平均価格は1,263円です。都市別に見ると、津・川口・岡山・佐世保などで1,320円とやや高め、郡山・那覇・豊橋・西宮・熊本・府中では1,298円とやや全国平均を上回る程度です。価格差は全体的に小さく、価格の全国均1化が進んでいる商品群と言えるでしょう。


都市別の傾向と特徴

  • 価格が高い地域(津・川口など)では、大手メーカーのブランド商品が標準で取り扱われている可能性が高いと考えられます。

  • 1方、平均価格に近い都市群(熊本・府中など)は、価格競争がやや進んでいる地域か、ドラッグストアや量販店での低価格品の普及が影響していると見られます。

  • 地理的・流通的に特異な傾向は見られず、どの都市も安定した価格帯に収まっているのが大きな特徴です。


価格推移とその背景

データ範囲である2001年7月から2025年5月の長期にわたる推移を見ると、化粧水は比較的価格の変動が少ないカテゴリーです。直近1年間の平均価格変動率も+0.0656%と極めて小幅です。都市別でも熊本(+3.509%)のように若干の上昇はあるものの、価格は全体として安定的に推移していることがわかります。


価格が安定している要因

大手ブランドの価格設定

資生堂、花王、ロート製薬など大手が価格主導権を持っており、製品ラインの価格調整が抑制的です。

チェーン展開による価格統1

全国展開のドラッグストアチェーンが多く、都市による価格差が出にくい流通体制が整っています。

競争が激しい商品カテゴリ

化粧水は競合が非常に多い市場で、価格競争が常に働いており、大幅な値上げが難しい構造です。


今後の展望

今後も大手ブランド中心の価格主導が続くと見られ、短期的な価格上昇は限定的でしょう。ただし、円安や原料価格の上昇、物流費の高騰が続けば、パッケージ変更や高機能化を名目とした実質値上げ(ステルス値上げ)には注意が必要です。

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