2025年5月のソファ価格は全国平均6.256万円。静岡やさいたまは高価格帯で堅調だが、さいたまは微減。福岡と仙台は大幅上昇、一方札幌や千葉は大幅減少。都市ごとの経済環境や消費者嗜好が価格差を生み、今後はオンライン流通の影響も注目される。
都市別のソファ1台の相場価格
都市 | 最新値[万円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 6.423 | +0.462 | |
1 | 静岡 | 9.4 | +10.72 |
2 | さいたま | 9.39 | -2.548 |
3 | 松山 | 8.99 | +5.889 |
4 | 福井 | 8.9 | +26.06 |
5 | 奈良 | 8.69 | +6.757 |
6 | 熊本 | 8.49 | -15.02 |
7 | 神戸 | 8.49 | +6.258 |
8 | 福岡 | 7.999 | +23.17 |
9 | 秋田 | 7.99 | |
10 | 大津 | 7.838 | |
11 | 宇都宮 | 7.73 | -3.133 |
12 | 那覇 | 7.678 | +75.38 |
13 | 高松 | 7.674 | |
14 | 盛岡 | 7.49 | |
15 | 富山 | 7.49 | +3.453 |
16 | 札幌 | 6.999 | -12.5 |
17 | 松江 | 6.995 | |
18 | 福島 | 6.99 | -3.453 |
19 | 岐阜 | 6.985 | |
20 | 大阪 | 6.946 | -3.025 |
21 | 大分 | 6.499 | +8.335 |
22 | 甲府 | 6.49 | |
23 | 山形 | 6.49 | |
24 | 東京都区部 | 6.163 | -4.308 |
25 | 徳島 | 6.13 | |
26 | 津 | 6.101 | |
27 | 鳥取 | 6.064 | +10.46 |
28 | 仙台 | 5.99 | +39.33 |
29 | 佐賀 | 5.895 | -13.12 |
30 | 長崎 | 5.785 | +5.469 |
31 | 千葉 | 5.499 | -19.6 |
32 | 前橋 | 5.49 | -31.29 |
33 | 岡山 | 5.485 | |
34 | 水戸 | 5.39 | -1.822 |
35 | 金沢 | 5.24 | -4.554 |
36 | 和歌山 | 4.999 | +11.11 |
37 | 新潟 | 4.99 | |
38 | 山口 | 4.944 | -1.011 |
39 | 鹿児島 | 4.739 | -18.84 |
40 | 宮崎 | 4.69 | +1.078 |
41 | 長野 | 4.684 | -6.582 |
42 | 青森 | 4.499 | |
43 | 横浜 | 4.495 | |
44 | 高知 | 3.999 | -24.38 |
45 | 広島 | 3.999 | +0.226 |
46 | 名古屋 | 3.999 | |
47 | 京都 | 3.999 |

詳細なデータとグラフ
ソファの現状と今後
2025年5月時点でのソファ1台の全国平均価格は6.256万円となっています。前年同月比では平均で+1.662%の微増を示しており、家具市場全体としては比較的安定した価格推移が見られます。ソファは家具の中でも比較的高額で耐久性も高いため、価格変動は素材やデザインのトレンド、消費者の購買力に左右されやすいです。
高価格帯の静岡・さいたま・神戸
静岡(9.4万円)は全国で最も高い価格帯を示し、前年比で+10.72%と堅調な伸びを見せています。これは静岡の地域特性として、質の高い家具を求める消費者層が多いことや、地元産業の影響で高価格帯商品の流通が活発なためと推測されます。
さいたま(9.39万円)も静岡とほぼ同等の高価格帯ですが、前年同月比では-2.548%のわずかな下落。埼玉県は首都圏に近く競合が激しいため、価格調整が進んでいる可能性があります。
神戸(8.49万円)は前年から+6.258%の増加で、高品質志向の消費者や輸入家具の需要が根強く価格を押し上げている様子が見られます。
中価格帯の福岡・札幌・大阪・東京都区部
福岡(7.999万円)は前年比で+23.17%の大幅な価格上昇を記録。9州地方における家具市場の成長や、個性的で高級志向のソファ需要が高まっていることが影響しています。
札幌(6.999万円)は逆に-12.5%の減少。気候条件や地域特性により家具の耐久性重視が強いものの、競争激化や廉価モデルの普及で価格が抑えられている可能性があります。
大阪(6.946万円)も-3.025%の減少で、関西圏の家具市場は価格面でやや調整局面にあると考えられます。
東京都区部(6.163万円)は-4.308%の減少と微減傾向。流通網の充実や多様な選択肢により消費者が価格に敏感であることが背景にあります。
低価格帯の仙台・千葉・岡山
仙台(5.99万円)は前年比で+39.33%という大幅な価格上昇を示しており、地方都市ながら家具需要の回復や新しいトレンド商品の浸透が顕著です。
1方、千葉(5.499万円)は-19.6%の大幅な価格下落。東京都に近い影響を受けつつ、競争激化や低価格帯商品の増加が原因と考えられます。
岡山(5.485万円)も同様にやや低価格帯に位置しており、地域特性や購買力の影響で安定的な価格推移が続いています。
総括と今後の見通し
ソファの価格は都市ごとの経済状況や生活様式の違いが色濃く反映されています。高価格帯の都市では品質やデザインへのこだわりが強く、1方で低価格帯の地域では競争激化による価格抑制が目立ちます。今後は素材の多様化やオンライン販売の拡大により、さらなる価格変動や地域間格差の縮小が見込まれます。
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